中学卒業までもうすぐだね、
そんな話をしながら制服を眺めていました。
入学したての頃は、
ズボンの裾を少し折って長さを整えていた小さな姿。
あの頃が、もう懐かしく感じます。
入学してから自転車登校が始まり、
何度も田んぼ道でバランスを崩して転び、
制服を破って帰ってきた息子。
そのたびに祖母が手縫いで修理してくれて、
ズボンにはあちこちに縫い跡が残りました。
三年間で刻まれたその傷と修理の跡は、
彼が生きてきた証そのもの。
体の成長と一緒に、
たくさんの経験が染み込んでいるように感じました。
あと三年もしたら、
「一緒に住みたい」なんて言わなくなるのかな。
そんなことを思うと、
胸の奥がじんわり温かく、そして少し切なくなりました。